2014年04月22日 07:50:24
ブログ当番2週目が廻ってきてしまいました! 当番の1・2週間前からどんな内容を掲載しようかと考えていて、4/12(土)大好きなEXILE ATSUSHIさんのLIVE TOUR 2014 “Music”に行ったことや、 4/13(日)京都へノープランで仲良し3人で昼間からお酒を飲んだりしながらぶらり旅へ行ったことを掲載しようと思っていましたが、 先日のできごとについてお話したいと思います。
私は地下鉄とバスで通勤をしています。帰宅の際、地下鉄からバスへ乗り換えの為地下通路を歩いていたところ、カンカン激しい音が聞こえ、 後ろを振り返ってみると、視覚障害者の方が福祉用具の白杖を使用している音でした。 (※白杖とは視覚障害者の方が歩行の際に前方の路面を触擦して使用する白い杖である。)
その方は点字ブロックの上を歩くのではなく、壁に沿って歩き私を抜き去りました。 バス停直結のエレベーターに乗る様子だったので、私は駆け寄り「ボタンを押しますね」と言いエレベーター待ちの際、 その方がバス停へ行きたいとおっしゃったので、「私もバス停まで行くのでご案内します。」と伝え、 エレベーターを降りたあと腕を持ちますと了承を得て、その方の白杖を持っている方とは反対の腕を持ちバス停まで案内しました。
バス停へ着くと(点字ブロックの上に立ってもらい)10名程並んでいたので並んでいることを伝え、時刻表を確認し、行き先を尋ねました。 すると、35分の○○行きのバスに乗りたいとおっしゃったので「もう少しで来ます。」と伝えました。
「じゃあこのままここで待って最後に乗ります。」とおっしゃった後、安心した様子で「間に合った」とつぶやいていました。 バスが来たらご案内するのでこのままお待ち下さいと伝え、私も横で待ちました。 待ちながら、あぁこの方は焦っていたからカンカン激しい音だったんだと気付きました。
やがてバスが来たので、バスが来たことを伝えると最後に乗るので大丈夫ですと言われました。すると、先頭で待っていたおじいさんが その方に対して
「あんた先に乗りな」と言い近寄って来ました。
その方は、私に言ったように「最後に乗るので大丈夫です」と答えました。 その返答を聞いたおじいさんは「いいから、早く先に乗れば良い」と言いながらいきなりその方の袖を引っ張りました。 その瞬間、あ!!っと思ったもののビックリして声もでず、何も言えないまま一瞬のうちに危険な状態でバスに乗せられていました。 バスを下車したあと、3つの後悔が生まれました。
1つめは、バスを待つ間に携帯電話の画面読み上げ機能がついたらくらくホンで時間を確認されていたので、 現在時刻と後どのくらいでバスが届くかまで案内できたら良かった。
2つめは、私が腕を持つのではなく私の腕を持ってもらった方が良かった。
3つめは、おじいさんが好意で先を譲った際、袖をいきなり引っ張ったので、止めて何故良くないのか伝えることができたら良かった。
私は学生時代に特別支援学校へ短期間実習に行ったことがあり、少し勉強していたので僅かな知識で行動をしました。 手助けをしたいという気持ちはあってもいざどのように接したら良いのかわからないという方も多いかと思います。 そこで補足で白杖を持つ人への配慮を少しご紹介させていただきます。
白杖を持つ人は、歩くときには神経を白杖の先に集中させていることが多いので、手引き(誘導)をする者が 相手の白杖を持っている方の手や白杖自体を持って誘導することは、かえって歩行時の情報収集の妨げになります。
白杖を持っている反対側に回るとスムーズな誘導が行えます。 視覚に障害があれば相手の人相・風体もわかりにくく、またその動作も把握しにくいため、相手がどんな目的で 手を引っ張っているのかが判断しづらいです。最も忌避されるのは、無言でその腕をつかむことで、誘導される側に 不安感を与えることがあるからです。
「何かお手伝い致しましょうか」や「よろしければご案内致しましょうか」などと誘導する側が一声掛けることで、 相手の目的が分かるので少しは安心できます。 誘導対象者に誘導する人の腕(肘の後ろあたり)をつかんでもらうようにするのが一般的です。
誘導対象者自身が腕をつかんでいるので、必要な時には手を放せます。もし自力で歩けると思えば 「ここから大丈夫です。ありがとうございました」と言って離れることができるからです。
ちょっとした気遣いということであれば、点字ブロックや手摺など、自力で行動するのを助ける物がある位置までの誘導でも、 充分な助けとなるようです。人によっては通い慣れた道であれば自分なりの歩行ルートを確立している場合もあり、 予定外の障害物を回避する補助さえすれば、後は自力で行ける人が多いです。
今回のことで障害者の方だけではなく人と関わる上で相手の気持ちや立場になって考えることを忘れないようにしていきたいと思いました。 また、人は一人では生きていけないので、これからも協力し合って行けたら良いと改めて感じました。
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