2016年07月27日 05:55:36
東海地方も先週初めに気象台が梅雨明けを発表し、強い日差しの夏空が続いています。
そんな中、夏の甲子園出場切符をかけた高校野球県予選が 各地で熱戦を繰り広げています。愛知県大会もいよいよベスト8が出そろい、月末には190チームを代表する1校が決定します。
皆さんの母校はいかがでしょ うか?卒業して何年も経つのに毎年気になって仕方がないのも、数々の筋書きのないドラマを生み出す高校野球の魅力のなすところでしょうか。
さて、皆さんは甲子園出場という栄光を勝ち取るチームの陰でこんなドラマが有るのをご存知でしょうか?
過去にテレビ等でもドキュメンタリーとして紹介されたことが有りますので、「あっ、知ってる、知ってる」という方も見えるかも知れません。
それは愛知県を代表する強豪チームである中京大中京高校と大府高校の「控えの3年生たち」がパロマ瑞穂スタジアムを舞台に行う引退試合です。今年も夏の大会が始まる1カ月ほど前の6月8日に行われました。
え~っ、この時期に引退試合?と思われる方も見えるかと思いますが、強豪校ともなると部員数は100名を越える学校も珍しくなく、そのうちベンチ入りできるのはわずか20名だけです。結果、ベンチ入りできなかった3年生の夏はその時で終わります。
競争の激しさは承知の上で強豪校に進学したものの、想像以上の実力の世界の厳しさに3年間背番号すらもらえず試合に一度も出場したことが無い選手、直前までレ ギュラーだったのに怪我や体調不良から大会を直前にして泣く泣くベンチ入りできなかった選手、それぞれ事情は違うにしてもベンチ入りできなかった選手たちの悔しさは私たちには想像の及ばないところだと思います。
そんな「控えの3年生部員たちにも何かしらの花道を作ってやりたい」という、かつての同校監督さんの思いからこの引退試合が企画され今年で既に16、7回を数えるそうです。
素晴らしい取り組みだなと思う反面、ニュースなどの映像で各選手自身や選手のご両親含めた家族たちの涙を見せられると、なんて酷な試合なのだろうとも思えてきます。
しかし、きっとこの試合の経験はみんなの今後の人生に必ず活かせるものと信じます。
毎年6月初めの平日の17:00からの試合ということで私自身はなかなか観戦する機会が有りませんが、球場の盛り上がりは相当なもので最終回には選手やスタンドのみんなで肩を組んで、ゆずの「栄光の架け橋」が大合唱されるということです。
なんか雰囲気は想像できますよね。
この時ばかりは主役を譲り裏方に回るベンチ入りメンバーも、本大会前にこの試合を経験したことによって、仲間の分まで頑張らなければという気持ちが高まり試合で燃えなければウソになりますよね。
今では愛知県だけではなく他県でもこういった企画が広がっていっているようです。
頑張れ!高校球児たち!
感動をありがとう!
・・・とはいえ実は私はこの2校の卒業生では有りません。
何とか母校が2年ぶりに優勝して甲子園に出場してくれることを祈っております。
J・H
三栄商事は創立60年を超える歴史ある会社です。
お客様の利益につながる商品を提供するため、平均年齢35歳の若い営業マンが日々奔走しています。
代表取締役 後藤正幸
総務部 鬼頭俊介
社員